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電話の取り次ぎでお客を待たせない
 中小企業においては、社長がいれば、相手を確かめたり、要件を聞かず、直ちに電話を回す。こうすることによって、お客から見れば、無駄な時間がなくなるので喜ばれる。

 こう語るのは、中小企業コンサルタントの竹田陽一氏。

 竹田氏は、従業員が30人以上いる会社と、30人以下の会社では、電話の取り次ぎ方も変えるべきだと説く。

 速やかに取り次ぐようになると、中にはいかがわしい営業電話もあるだろう。だが、そこで社長が、社員を叱ってしまえば、大事なお客からの電話にまで、「どちら様でしょうか? どういったご用件ですか?」という応対となり、お客を失いかねない。

 社長のちょっとした感情の振幅が、社員全員の士気に関わる。

 スピーディーな応対を心掛けていれば、有望な見込み客を見逃す可能性は少なくなる。

「トヨタ生産方式」は徹底した無駄を排除することで有名だが、お客との接点でである電話においても無駄をなくすことが企業イメージのアップにつながる。

2004-06-09