コスト削減 | 我電引水 | 水象舎

コスト削減と利益
 多くの企業が不況に喘ぐ中でも、収益を上げている企業もあります。これらの企業に共通しているキーワードは「コスト削減」です。逆にいえば、コスト削減に取り組まないで増収している会社は存在しないと断言してもいいでしょう。

 経済が疲弊している今、「売り上げを伸ばす」前提で営業展開する企業は、経営が成り立たなくなることでしょう。「売り上げを伸ばさなくても利益を出す」ためには、コスト削減に取り組む他ありません。

 例えば、セブンイレブンでは全店に節電装置を導入し、電気料金の大幅削減に成功しました。電気料金が下がるということはCO2削減と連動します。これによって、1店舗あたりのコスト削減は、消費電力量が10%、CO2も10%(1990年比では13.2%)となったのです。

 この削減によって電気料金は、チェーン店全体で年間20億円強の節約が実現しました。つまり、コスト削減という企業努力によって20億円の増益が実現したということです。

2004-09-09