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環境経営
 9期連続で最高益を更新するリコー。桜井正光社長は就任するや否や、技術スタッフにリサイクル率100%の製品を作るよう指示。また、超省エネ製品を開発するなど、環境経営を競争力に結び付けました。

 京都議定書に対して、後ろ向きの声が目立つ産業界にあって、積極果敢な経営姿勢が功を奏しました。

 リコーは、現在では、「環境経営No.1」を目指し、世界環境センター(WEC)が選出する「2003年WECゴールドメダル」を、アジアの企業としては初めて受賞しました。

 桜井社長は、「環境保全活動はPRじゃいけない。その活動が企業改革や業績にどうつながったのかを定量化し、環境会計を経営の意思決定ツールにしなければいけない」と言い切ってます。

 環境問題と取り組む企業のあるべき姿を、理想的に示しているケースといえるでしょう。

環境会計

2004-09-09