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ディーゼル車
 地球温暖化に対する意識の高い西欧では、新車販売台数の半分をディーゼル車が占めてます。ディーゼルエンジンの燃料は軽油。火を近づけると、ガソリンの方が燃えやすいのですが、自然に発火する温度は、ガソリンの500度に対し軽油は350度と、軽油に軍配が上がります。このため、ディーゼルエンジンでは気化した軽油を圧縮して自然発火させているのです。構造が単純なので、ガソリンエンジンよりも、熱効率と燃費に優れています。そして何よりも、CO2が少ないことが西欧での人気の理由となってます。

 有害物質が多い短所は、コモンレールシステムによって改善されました。日本の自動車メーカーも、ディーゼル車をどんどん西欧に投入することが発表されてます。

 最も低公害のシステムは、ディーゼルハイブリッドと言われてます。ディーゼル車はエンジンが頑丈で高価ですが、燃料の灯油がガソリンよりも安いので、コストパフォーマンスは優れています。

 今後、「停止、発進を繰り返す日本の道では、ディーゼル・ハイブリッド車こそ低公害車の主役」という見方もされてます。

2006-06-24