ロシアのエネルギー外交に揺れるグルジア |
ロシアの隣国グルジアが、ロシアのエネルギー戦略に翻弄されてるようです。
気に入らなければ力ずくで片をつけようとするのでは、暴力と変わりがありません。しかしながら、大国と呼ばれる国は、大なり小なり北朝鮮と同じような真似をしているのが現状です。いみじくもロシアがとった手法は、“軍事”だけではなく、エネルギーと食糧が国家にとって死活問題であることを十二分に示しております。 日本は、エネルギー自給率が20%で、食糧自給率が41%となってます。いずれも、先進国中では最低レベルといってよいでしょう。つまり将来、戦争が起こらなかったとしても、日本の生殺与奪を外国が握っているということです。この他、世界では“水”も極めて重要なファクターとなっており、戦争の要因になっているほどです。エネルギーと食糧の自立を見据えていかなければ、国家として行き詰まる可能性が高くなります。 我が国が抱える問題――人口減少、少年犯罪、ニート、引きこもり、晩婚化、団塊の世代の定年退職――これらは、いずれもコストパフォーマンスの極端な悪化を示してます。 政治家は瑣末な問題で点数稼ぎをする前に、これらの問題に対する骨太の政策を示すべきだと考えます。 2006-07-12 |